喫茶店があった場所の今も記録しておきたい。
柳ヶ瀬商店街を散策してきた。この日は西柳ヶ瀬を散策。
わたしは平成生まれで柳ヶ瀬が元気だった頃というのをよく知らない。両親や両親よりも年齢が上の人たちに柳ヶ瀬の話を聞くと口を揃えて「柳ヶ瀬は廃れている」「何もない」と言う。タイムスリップはできないので、当時の写真を見て様子を知ることしかできない。写真には眩いネオンに大きな看板、軒先にはたくさんののぼり、通りには人人人...と賑わう様子が写されている。
現在の柳ヶ瀬に何もないということは決してなくて、新しく店がオープンしたり、週末にイベントが開催されたり、昨今の「昭和レトロブーム」もあって賑わいをみせている、と思う。写真の頃と比べてしまうとその華やかな良い時代を知っている世代から見たら廃れている、何もないように見えるかもしれない。
スタープレイス商店街(正式名称かは謎)は岐阜観光が経営していたムーランルージュ(キャバレーからカラオケ喫茶に転身したのち閉店)やOH一億(パチンコ店)が閉店。「レトロピア岐阜」などで注目を集めた丸川センターの跡地も解体された。昭和の面影が少しずつ消えつつある。
かつてこのエリアにもいくつか喫茶店があった。最後まで営業していたのは喫茶アンジェラだろうか。アンジェラもいつの間にか閉店してしまった。
次回の喫茶燐寸帖でアンジェラについてとマッチを紹介しようと思う。
現在、アンジェラの跡地は水タバコの店になっていた。
営業していた頃、おなじように写真を撮ったと思うのだがデータが見つからない。見つかったら掲載したいと思う。さらに前の時代の様子は「柳ヶ瀬百年誌」に掲載されている。その頃はかなり煌びやかな外観で現在自転車が置いてあるあたりには食品サンプルがずらりと並べられていた。建物も華やかな時代を彷彿とさせる。
後年は華やかさはなくなり、落ち着いたカフェレストランとなっていた。
看板。回転灯が2つ並ぶ。女性のイラストとコーヒーカップのネオンが目を引く。
まだここには屋号は残る。
と、喫茶アンジェラの跡地の今をお伝えしました。次回の喫茶燐寸帖に続く。
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