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喫茶燐寸帖 03 インターみち

 毎日更新しようと決めたわけではないけれど、何気に3日続けて書いていました。この調子で続けようかなと思ったのですが早速昨日サボりました。今後は気まぐれ不定期です。


 というわけで(?)今日のマッチを。


03 インターみち

 今日引いたのは「インターみち」という喫茶店のマッチ。これは何パターンかあったぞと思って、さらに箱を漁ってみたら全部で3パターン見つかったのでまとめてご紹介。


 住所をみると、「大垣市内阿原町」とある。聞き慣れない地名だと思い調べてみると現在でいう「内原町」にあたることが分かった。内原というと大垣ICのあたり。なるほど、だから「インター」みちなのか。



 258(読み:ニーゴーパー、国道258号線。)沿いは喫茶店が多い。幹線道路沿いで朝早くから回転灯がくるくる回っているのはこの地方ならではの光景だなと思う。地元に住んでいた頃は258を毎日走っていた。運転しながら喫茶店を数えて出勤するのが好きだった。


 わたしが調べて纏めているエリアは主に中心市街地で、258沿いはあまり深く調査していない。第2回に続き本当にただのマッチ紹介になってしまう。(第1回目だけやけに力入れて書いてしまった。)


 こちらは、現在使用されていない地名が残るマッチという点で貴重かもしれない。









 配色と手書きっぽいフォントが可愛らしい。


 一つだけ形の違うタイプのマッチは中身が個性的。さらにハイセンス。


 前回の「都」のマッチに続いてまたマッチの中身の話になってしまう。箱を開けると、軸の部分がスパゲッティの乾麺をこんがり揚げたみたいな感じ?になっている。内箱は写真ではちょっと分かりにくいが金色。このタイプだけなぜか随分凝ったデザインとなっている。


 大垣インターチェンジができたのは昭和39年のことらしい。これぐらいの時期から自動車の利用者が増加し、それまで繁華街に集中して存在していた喫茶店が郊外にも増え始めた。岐阜で生活するには車は必需品。258は西濃エリアの大動脈、そこにインターチェンジが加わればさらに交通量が増えるわけで集客が見込める。車を利用する人々をターゲットにして幹線道路沿いに喫茶店が増えていった。(こうしてモータリゼーションが進んだ結果、残念ながら中心市街地エリアの喫茶店は減少してしまったのだが...。)インターみちについて詳細は分からないが、そんな時代の流れになった頃にできた喫茶店のひとつなのだろう。インターみちは残念ながら閉店してしまった。

 

 岐阜のモーニングを紹介しているブログ記事に2008年の喫茶みちが紹介されていた。



 258沿いにどれほどの喫茶店があったのかはまた調べてみようと思う。


 次回もまたゆるくマッチをご紹介。思い出の店と再会できますように。




【追記】

 マッチを整理していたらもうひとつみちのマッチが出てきた。こちらはラベルのみ。

 以前紹介したものとまた違うデザイン。


...まあそれだけなんですが。

お店の情報なんかは引き続き調査していくのでまた何かあれば追記します。


以上です。




 

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